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金正恩第1委員長、中国対外連絡部長と会見

2012年08月08日 10:25 主要ニュース

友好関係の発展を強調

金正恩第1委員長が2日、訪朝中の王家瑞部長を団長とする中国共産党中央委員会対外連絡部代表団と会見した。朝鮮中央通信が伝えた。

会見には、劉洪才駐朝中国大使も参加し、朝鮮側から姜錫柱内閣副総理、朝鮮労働党の金養建書記、金成男副部長が同席した。

王家瑞部長から贈物の説明を受ける金正恩第1委員長(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

王家瑞部長は席上、金正恩第1委員長に胡錦涛総書記をはじめとする中国共産党中央指導集団が送るあいさつを伝えた。

王部長は、金正日総書記に対する深甚なる追慕の意を表し、総書記は朝鮮革命と中朝両国間の友好関係の発展に大きな貢献をしたと述べた。

また、金正恩第1委員長の指導のもとに朝鮮人民が社会主義の建設で新しく偉大な成果を収めているとし、中国の党と人民はこれについて心から喜んでいると語った。

そして、両党、両国の先代指導者たちが築いた伝統的な中朝友好関係を発展させることは、中国の党と政府の確固不動の方針であると強調し、中朝友好の花がより美しく咲き豊かな実を結ぶものとの確信を表明した。

金正恩第1委員長はこれに謝意を表し、胡錦涛総書記をはじめとする中国共産党中央指導集団にあいさつを伝えた後、王家瑞部長と友好的な談話を交わした。

第1委員長に、同代表団が準備した贈物が贈られた。

第1委員長は、賓客らのために夕食会を催した。

夕食会には、代表団と劉大使、大使館員が招待された。また、朝鮮人民軍の崔龍海総政治局長、国防委員会の張成沢副委員長、姜錫柱副総理、朝鮮労働党の金永日書記、金養建書記、文景徳書記、金炳鎬副部長、金成男副部長、李洙墉副部長が参加した。

同代表団は7月30日に平壌に到着。同日、朝鮮労働党国際代表部代表団と会談を行った。会談には金永日書記、金成男副部長など国際部幹部らが参加した。

朝鮮中央通信によると、双方は、朝鮮労働党と中国共産党の活動状況を報告し、両党、両国間の伝統的な友好・協力関係をより発展させること、相互の関心事となる問題について意見交換した。

談話発表

金正恩第1委員長が7月26日に朝鮮労働党の幹部たちと行った談話「金正日愛国主義を具現して富強な祖国の建設を推し進めよう」が発表された。労働新聞をはじめ3日付各紙に全文が掲載された。

朝鮮では今年3月頃から「金正日愛国主義」という言葉が登場し、新聞、放送などを通じて、その具現が訴えられていた。

金正恩第1委員長は談話で、金正日総書記の愛国、愛民の生涯について触れ、「金正日愛国主義」の本質について、「社会主義的愛国主義の最高の精華」であると強調。そのうえで、「社会主義祖国と人民に対するもっとも熱烈な愛情」であり、「社会主義祖国の富強・繁栄と人民の幸福のためのもっとも積極的で犠牲的な献身」であると指摘した。

(朝鮮新報)

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