朝鮮、パラリンピックに初参加

ロンドン大会に選手団派遣、水泳に出場

【平壌発＝李相英】朝鮮が8月29日から9月9日まで英国・ロンドンで開催されるパラリンピックに大会史上、初めて出場する。

朝鮮障がい者体育協会のリ・プンフィ書記長によると、朝鮮は今大会に朝鮮障がい者保護連盟中央委員会副委員長を団長にして20人規模の選手団を派遣する計画だという。

選手団はリム・チュソン（水泳）、マ・ユチョル（卓球）、ソン・クムジョン（陸上）の各選手と監督、役員で構成される。

現在、競技出場が確定しているのは、リム選手（17）だ。幼い頃に事故で左腕と足を失ったリム選手は、水泳の自由形と平泳ぎに出場する。ドイツ・ベルリンで行われた予選会に参加し、パラリンピック出場資格を獲得した。

朝鮮は昨年12月に行われた国際パラリンピック委員会（IPC）総会を通じ、同委員会の168番目の加盟国となった。

一方、リ書記長は、朝鮮選手のパラリンピック初出場について、開催国である英国（駐朝英国大使館）の協力があったことを明かした。

リ書記長は、朝鮮のパラリンピック出場を「歴史的なこと」だと指摘し、好成績を残せるというよりも「開幕式会場に朝鮮国旗がはためくこと自体を成果だと思う」と、その意義を話した。

(朝鮮新報)