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中断した金剛山観光

「絶望の中で暮らしている」。金剛山観光事業の中断で致命的な被害を受けている南の企業家の言葉だ。98年から約10年間行われてきた観光事業は、08年7月11日の「観光客事件」翌日から中断。12日で丸4年になる

春夏秋冬▼中断4年に先立ち、南のメディアは南企業の被害と苦境を伝えた。それによると、主事業者の現代峨山の被害額は5千億ウオン(約350億円)で一番大きく、1千人以上いた職員も30%に減った。より深刻なのは現代峨山の協力事業者としてレストランや記念品販売などを手がけていた30余の業者だ。ほとんどが事実上倒産したり、経営が崖っぷちに立たされているという。30余の業者でつくる金剛山企業人協議会は5日、統一部次官との懇談で「政府は生活費だけでも支援を」と嘆いた

▼金剛山観光再開を求めているのは、関連企業ばかりでなく、来往する観光客で賑わっていた高城郡地域住民も強く求めている。それでも李明博政権はこれに耳を傾けようとしない。北への資金流入を止め、経済的に追い詰めるためだ。その目的を達成するためには自国民の犠牲はまったく顧みない

▼その一方で私腹だけは肥やしている。10日、現職大統領の実兄が収賄容疑で逮捕された。これで、ほとんどの側近が刑事処罰を受けることになる。今度はとんでもない大統領を選ばない–南の有権者の声が聞こえてくるようだ。(進)