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南大阪初級で公開授業、共に朝鮮学校の固守発展を

2012年07月04日 09:58 民族教育

南大阪朝鮮初級学校で6月24日、「第2回対外公開授業」が行われた。同校と日本の支援団体「南大阪朝鮮初級学校アプロハムケ」が共催した。日本市民ら60人をはじめとする200余人が同校を訪れ、授業などを参観した。

公開授業には、たくさんの日本市民らが訪れた。

この日の授業は国語、算数、音楽、理科、社会だった。幼稚班では「カタツムリが来たよ」をテーマにした「表現遊び」が行われた。

一方、図工室には朝鮮学校で実際に使用されている初級部1年から高級部3年までの教科書、「今日の朝鮮」をテーマに平壌市民や街の風景を収めた写真50枚が展示された。日本市民らは興味深げにそれらを見ていた。

公開授業に続き講堂では同校の孫大元校長が講師を努める「朝鮮文化講座」、討論会、「南大阪朝鮮初級学校アプロハムケ」の総会がそれぞれ行われた。

「私と朝鮮」というテーマで行われた討論会は、参加者同士の考えを共有する有意義な場となった。

また、討論では「アプロハムケ」の室徹副代表、中村吉政事務局長が朝鮮と朝鮮学校に対するそれぞれの思いを熱く語った。同校教育会の権英富副会長、オモニ会の全律子会長の討論も参加者に大きな感銘を与えた。

一方、総会に先立ち「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支えるの会」が同校に砂場用の砂1t、遊具、パソコン2台を寄贈した。

運動場で行われた交流会では児童、園児らが合唱を披露した。交流会は終始、和やかな雰囲気に包まれていた。

参加者らは同校のアボジ会、オモニ会と女性同盟西大阪支部メンバーらが用意した朝鮮料理を食べながら話に花を咲かせ交流を深めていた。

参加者らが共に歌や踊りに興じた交流会は、朝鮮学校を守り発展させていこうという一体感にあふれていた。

同校では5月に「第1回朝・日親善球技大会」が行われた。今回の公開授業は、朝鮮学校への「高校無償化」制度適用と補助金獲得のための活動を、同胞と日本市民が力を合わせいっそう力強く展開していくきっかけとなった。

(南大阪初級)

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