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〈私たちのうた〉 あかい とさか ゆうらゆら / ホン・ビョンサム

田んぼを ふうらふら
うちの こけこっこう
こぼした 米つぶ どこいった
ながい 首 かしげて つんつん

 

わらくずの 中かな
とがったくちばし こつんこつん
ここには ひとつぶも ないな
もどりながら クウクウ

 

土のなかに うまったのかな
くまでみたいな あしを さっさっさ
ここにも ないな
あたまを あげて コウコウ

 

くろい目を ぱちぱち
かんがえこんだ こけこっこう
はねのつけねを こつんと つつき
大きな 声で コケコッコー

 

ぼくらが すっかり
お米を ひろったのを
にわとりさんも
わかったみたい

 

おばあちゃんが くれる えさ
おくれたら もらえない
おうちに かえろう とっことこ
あかい とさか ゆうらゆら

 

朝鮮の農作業や米の収穫の模様を、子どもの目で鶏の動きを追うことで、ユーモラスに表現してみせた。さまざまな擬声擬態語によって鶏の様子が鮮明に浮かび上がるようにした傑作。朝鮮語の音や動きの豊富な表現が伺える作品だ。

(選訳・金真美、原文はこちら