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西海岸で「50年ぶりの現象」、総動員で干ばつ対策

朝鮮中央通信によると、4月末から朝鮮の西海岸地方で干ばつが続いている。

穀倉地帯での干ばつのため朝鮮国内では深刻にとらえられている。崔永林内閣総理が5月24〜26日にかけて黄海南道の農場に赴くなど、内閣と農業省では干ばつ対策を講じている。また、全国各地の労働者たちも干ばつの被害を軽減するための活動を精力的に行っている。

西海岸地方では4月26日以降、30日間ほとんど雨が降らなかった。気象水文局の通報によると、これは50年ぶりの現象だという。

この期間の降水量は、平壌市2mm、黄海南道海州市5mm、平安南道平城市4mm、平安北道新義州市1mm、黄海北道沙里院市0mmだった。5月13日、14日に大部分の地方で若干の雨が降ったが、干ばつを克服できるほどの量ではなかった。

主要かんがい用貯水池の水量は昨年の同時期に比べて、1億1,000万㎡ほど少ない状況で、平均貯水率が55.4%にしかならない。

現在、毎日の平均蒸発量は4~8mm、土壌の湿度は60%程度で、とても低い状態にある。

干ばつは農作物に多大な被害を及ぼしている。

農業省のチェ・ヒョンス局長によると、40%の農耕地が干ばつ被害を被っており、とくに西海岸中部地方が深刻だという。

チェ局長は「トウモロコシの被害面積が数万ヘクタールに及び、畑の作物も被害を受けている。今後6月上旬まで雨が降らなければ、被害は数十万ヘクタールになるだろう」と話した。

労働新聞は5月25日に「干ばつを防ごう」と題する社説を掲載し、全労働者が干ばつ被害を防ぐための活動に立ち上がることを呼びかけた。

各地の農村では干ばつ対策として、井戸、用水池などを整備補修し、揚水設備やかん水設備をフル稼働している。

また、干ばつの影響がひどい田んぼの水まきを優先的に行っている。

黄海南道、平安南道では、支援者たちが農場員たちを手伝い、毎日広い面積の田んぼに水をまいている。

各地農村では、かん水施設の整備や、土壌の水がなくならないように除草作業を行っており、また、干ばつに強い肥料をまくなど、あらゆる活動を行っている。

(朝鮮新報)