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「高校無償化」、全国朝鮮学園理事長らが文科省に要請

〝卒業は目前、即時適用を〟

朝鮮学校への「無償化」制度の即時適用を求める朝鮮学園理事長ら

全国学校法人朝鮮学園理事長連絡会の代表らが14日、文科省を訪れ、朝鮮学校の生徒に対する「高校無償化」制度の早期適用を求めた。一行は、文科省の役員と会い、平野博文文科相あての要望書を手渡した。

席上、一行は、朝鮮学校が「無償化」制度から除外されたまま、3度目の卒業式を目前に控えてる今、「もうこれ以上、卒業式で無念やるかたない生徒たちの涙を目にしたくない」と、切実に訴えた。

神奈川朝鮮学園の禹載星理事長は、「無償化」問題によって、朝鮮学校の生徒たちは差別の対象としてクローズアップされてしまったことが非常に嘆かわしく、文科省が彼らに被害と苦痛を与えていると指摘。「無償化」法案が出た当初はとても喜ばしかったが、非情な現状を招いているということをきちんと認識すべきだと語った。

同学園の尹日赫理事は、純粋な子どもたちの学ぶ権利を奪って、さまざまな口実をつけては先送りにしているのは、朝鮮学校つぶしと思わざるをえないと述べながら、「追加で要求された書類や質問事項にはきちんと応えている。今、手続きの段階がどこまできたのかを明確にすべきだ」と、訴えた。

東京朝鮮学園の李英順部長は、「政府も文科省も、この問題において外交上の理由は絡めないとしてきたが、いつの間にか生徒たちは政治や外交のかけひきにされている。一番弱い立場の子どもたちを矢面に立てて、『拉致』や朝鮮半島の問題の取り引きにしようとしているのか」と正した。また、客観的基準とかけ離れた書類の提出を要求される度に政治的な思惑があると思えてならないとしながら、「反対の声や要請もあると思うが、文科省がき然とした態度でさまざまな勢力と向き合ってほしい」と話した。

一方、文科省の役員は、「審査に時間がかかっていることは、率直に遺憾なことだと思っている」「多くの要請に耳を傾けて、中立的に審査を進めている」などと述べた。

(姜裕香)