昨年は崔承喜の生誕100周年で、朝鮮、日本各地でも行事や舞踊公演が相次いだ。これらにちなんで今回は崔承喜を絶賛した川端康成について書こうと思う。
崔承喜が東京にて第一回目の発表会を成功させた1934年の暮れに川端は「朝鮮舞姫崔承喜論」を書く(思えば同時期に書かれた代表作「雪国」の主人公島村も舞踊批評家だった)。崔承喜を「和製.国産」のスターとして、あくまで日本の「近代」によって朝鮮の伝統を創造的に復活させたというのが日本人の評価のほとんどで、川端も彼女の舞踊を「日本一」としながらも、そこに「いちじるしい民族の匂い」を強調してもいた。「民族」への注目は、単に異国趣味や審美的なディレッタントのそれとは言い切れぬ視線を含んでいたと思われる。
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