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〈全国高校ラグビー〉3年連続出場の大阪朝高、1回戦敗退

朝高生の姿、同胞スタンド席の感動呼ぶ

「第91回全国高等学校ラグビーフットボール大会」に3年連続6回目の出場を果たした大阪朝鮮高級学校ラグビー部が28日、近鉄花園第1グラウンドで行われた日本航空石川高との初戦に臨み、10-29(前半5-17)で敗退した。

ボールをまわす大阪朝高選手(写真は洪泰一主将)

大阪朝高は前半15分に先制トライを許したが、19分に右ラインアウトからモールを作り押し込み、洪泰一主将(高3、6番)がトライを決めた。そのまま勢いに乗るかと思われたが、24分、29分にトライを許し、前半を折り返した。

後半にも1分にトライを先行された大阪朝高は、20分に中央ラックから左へつないだボールを安昌秀選手(高3、11番)がトライを決めた。しかし、27分にダメ押しのトライを決められ、試合終了を迎えた。
大阪朝高は、多くの同胞が見守る中で健闘した。しかし、前半にプロップの主力選手が肩のケガで離脱しFW戦で劣勢に立った。さらに、突破力あるナンバーエイトやトンガ人留学生を有する相手チームの攻撃に苦戦した。
大阪朝高の呉英吉監督は、「生徒たちに勝たせてあげたかったが、流れを変え朝高のペースに持っていくことができなかった。私を含めたチームの力不足だ」と悔しそうに語った。

大阪朝高の攻撃時に声援を送る同胞応援団

朝鮮学校への補助金問題や「無償化」問題がいまだ解決されていない現状のなか、誇りを持ってたたかう朝高生の姿を見せたかったという洪泰一主将は試合後、金正日総書記の逝去で悲しんでいる各地の同胞や祖国の人民に向け、「大阪朝高ラグビー部が『全国大会』で勝利」という報で少しでも元気を与えたかったと心の内を明かした。

一方、毎年会場に訪れているという金栄鐘さん(57)は、「がんばる朝高生の姿に民族教育のすばらしさを感じ、感動した。日本学校と差別されている現状があるが、彼らの姿を見ながら、民族教育を自分たちの力で守っていかなければとあらためて感じた」と語った。

(李東浩、周未來)