前回の記事((上)、6月1日付)が掲載されて数日後のタイミングで、6月9日、村上春樹氏はスペインのカタルーニャ国際賞を受賞した。授賞理由は「その作品が世界の文学界の規範となり、東洋と西洋の架け橋を築いた」こと。そして前回述べたエルサレム賞受賞のときと同様、氏の受賞スピーチが話題となった。スペイン内戦に取材し「カタロニア讃歌」を書いたジョージ.オーウェルの、スターリニズム批判のディストピア未来小説「1984年」(1949)は、村上氏の「1Q84」創作の上で一つの重要な下敷きとなっている。その点で氏の同賞受賞は、「1Q84」と絡んで時宜にかなった、象徴的な出来事だったに違いない。
このニュースが入ったので、予定を先送りしてこのことについて述べたい。いささかじれったいかもしれないが、諒とされたい。
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