文字を記録するためには紙、筆、墨、そして墨をする道具である硯は欠かせない。その硯が日本で出土するのは6世紀末頃からである。円形、花弁形、楕円形、「風」字形と多様で、8世紀に入ると鳥や羊などを形象した硯も出現する。
ところで、その羊を形象した須恵器の硯が平城京跡から出土した。それは羊の顔面から頭部にかけての部分で、長さ約12センチ、幅は約12.5センチである。
口や鼻、目、耳とともに、頭の頂の両側面には角の付け根部分と角の先端部分の形が残る。
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