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〈スニムのいい話 21〉極楽と地獄

21人は死んだらどこに行くのでしょう。極楽? 地獄? 私はどっちに行くのかなあ.。仏教ではどちらでもなく、無になると言います。

お坊さんはうそつきです。生きているうちに善いことをすると極楽に行けるが、悪いことばかりしていると地獄に落ちると教えます。一方、現世である今、生きている世に極楽と地獄があるとも教えます。これらは、今を正しく生きよと説くための方便なのです。

朝鮮のあるお坊さんが少しのぞいてみようと地獄に行きました。するとそこは白い四角の部屋に白い四角いテーブルが置かれ、その上になんとご馳走が山積みに。でも、テーブルの周りにいる人たちは、みんな痩せこけ苦しんでいるではないですか。

苦しんでいる人たちは手にしっかりと箸を持っていました。でも目の前のご馳走を何一つ食べられません。なぜならその箸は33メートルもある長い箸だったからです。

極楽にいる人たちは自分が食べられなくても他人に食べさせてあげます。そうすると他人から食べさせてもらえます。でも、自分のことばかり考える地獄の人たちは他人にあげたくないので奪い合いになります。他人を恨み、争い殺し合い、飢え苦しんでいるのです。

(お話:尹碧巌・国平寺住職、イラスト:河美香・埼玉初中教員)

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