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〈スニムのいい話 20〉「ウサギとカメ」の続き

20ウサギとカメが競争する有名な童話があります。足の早いウサギが油断して眠っている間に、せっせと一生懸命走ったカメが勝つというお話しですが、実はこれは内容の一部にすぎません。ちゃんと続きがあるのです。

負けたウサギはもう一度勝負を挑みます。次は山頂までの競争。ウサギはぴょんぴょん跳ねながら勢いよく進みますが、カメは坂で転がり登れません。ウサギの圧勝でした。

一勝一敗で迎えた3戦目、カメはどちらが早く川を渡れるか競争しようと提案しました。ですが、ウサギは「泳げない」ことを打ち明けました。するとカメはウサギを背中に乗せ対岸に渡りました。岸ではウサギがカメの手を取り引き上げました。そして両者は手を取り合って一緒にゴールしました。

人は一人ひとり固有の特徴を持ち、それぞれに役割があります。ウサギとカメのお話しは本来、相手を認めること、一人ひとりを尊重し平和に生きることの大切さを諭すお話しなのです。

(お話:尹碧巌・国平寺住職、イラスト:河美香・埼玉初中教員)

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