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〈朝鮮と日本の詩人 102〉長田弘

ユッケジャンの食べかた

悲しいときは、熱いスープをつくる。

豚肉、カルビ、胃壁、小腸。

牛モツをきれいに洗って、

水をいっぱい入れた大鍋に放りこむ。

ゆっくりくつくつ煮てスープをとる。

肉が柔かくなったらとりだして

指でちぎる。

それから葱のみじん、大蒜のみじん、

唐辛子みそに唐辛子粉、胡椒、

ゴマ、炒りゴマ、醤油を混ぜて

しっかりからませてからスープにもどす。

おおきめにぶつ切りした葱を放りこむ。

強火でどっとばかり煮立てる。

溶き卵を入れ、固まるまえに火を止める。

ユッケジャン、大好きなスープだ。

スープには無駄がない。

生活には隙間がない。

「悲しい」なんて言葉は信じないんだ。

悲しいときは、額に汗して

黙って涙をながしながら

きりっと辛いスープを深い丼ですする。

チョッター! 芯から身体があたたまってくる。

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