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〈スニムのいい話 11〉桃太郎はなぜ桃から生まれた?

11桃から生まれた桃太郎が鬼退治する童話がありますが、なぜ桃なのでしょう?

朝鮮では昔から、チェサ(祭祀)で桃はお供えしません。桃の皮の表面に毛がついていて醜いからとか、お尻を連想させるからと言う人もいますが、実は神様を追い払ってしまうからと信じられていました。

「裏山の桃の木~」といった歌詞にあるように、朝鮮では桃の木を裏庭に植えました。チェサは降神といって神様を祀りますが、玄関に桃の木があると神様は降りてこられないのです。だから朝鮮では桃の木を玄関や庭先に植えません。

中国では桃が魔よけになると信じられていました。桃の種は漢方薬としても用いられており、解毒作用があるとも言われています。桃の木に絡みついた毒蛇が毒を吸い取られたというお話もあります。

桃太郎の武器は桃の木からなっています。魔よけのお札も桃の木の枝に書いたものです。まさに桃でなければ鬼退治ができないのです。「リンゴ太郎」や「メロン太郎」ではだめだったのです。

(お話:尹碧巌・国平寺住職、イラスト:河美香・埼玉初中教員)

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