
海面に立っている2本のピーヤの下に、死者たちが埋まったままだ
長生炭鉱跡(山口県宇部市西岐波)に行ったのは晩秋だった。周防灘に面した長生海岸は暖かく、砂地にハマエンドウが紫の花を咲かせていた。沖に二つの筒が立っているのが見える。海底坑道の空気を出し入れしたピーヤで、その底に犠牲になった多くの坑夫たちの屍が埋まってるのだ。供えた花束を投げたが、ピーヤには届かなかった。
当鉱区の一部は、早くから採掘していたが、1919年に新浦炭坑として創業した。その後は、順調に経営が続けられたが、1921年に坑口から海水が侵入して坑道を呑み込み、女性3人を含む33人の坑夫の命が奪われた。そのため新浦炭坑は自然消滅の形をとり、長生炭鉱に吸収された。
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