市場は、筆者の好んで描くモチーフの一つである。市場がかもす独特の庶民的情緒と、そのバイタリティーに強く惹かれるからだ。都市の市場の活況も悪くないが、地方の市の人懐こい風情がとくにいい。
市の立つ日は近隣から老若男女がこぞってかけつけ、さながら祭りのようなにぎわいを呈する。朝鮮朝末期に朝鮮を訪問したビショップ・バードは、市の立つ日には普段活気もなく物憂げな村がにわかに精彩を取り戻し、市場に通じる道は農民と商人であふれかえる、と紀行文に書いている。
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