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〈人物で見る朝鮮科学史 55〉測雨器と気象学(4)

現存する「錦営測雨器」

錦営測雨器の実測図

錦営測雨器の実測図

現存する唯一の測雨器は忠清南道公州観察司の前に置かれていたもので、通称「錦営測雨器」と呼ばれている。

1837年に製作されもので、植民地時代に日本に持ち込まれ1971年に韓国気象庁に返還された。図は日本気象庁に保管されていた時に作成された実測図である。高さ約32センチ、内径13.88センチであるが、現在、用いられている雨量計の口径は5インチ(12.7センチ)なので、ほぼそれと同じである。雨量を正確に測るためには、極端なはなし洗面器ほどに大きいほうがいいかもしれないが、実用的ではない。かといって、あまり小さくすると雨が入りにくいことにもなる。ゆえに、5インチというのはもっとも合理的な大きさなのだが、測雨器の製作者も試行を繰り返しそこにたどり着いたのだろう。そのように考えると円形というのも当たりまえのことではなく、すべての方向から雨がまんべんなく入るために必要な形だったのである。さらに、3段に別れるようになっているのは、少量の雨量を測る場合に上段をはずすようにしたためと思われる。単純な形状と思われた測雨器であるが、そこにはこのような工夫がなされていたのである。

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