
測雨器による降雨量測定の想像図
筆者は大学で量子力学や核物理の講義を行っているが、近年は「朝鮮科学文化史」も担当している。学生には、日本には数え切れないほど大学があるが、このような科目があるのはわが大学だけとちょっと風呂敷を広げて、まずは朝鮮史の代表的人物と科学文化的事項について質問する。そうすると、毎年ほぼ同じ答えが返ってきて、人物では李舜臣、乙支文徳、姜邯賛がベスト3である。3人とも愛国名将として知られ、歴史の時間で教員たちが熱弁を打つので強く印象に残っているのだろう。
科学文化的事項では、測雨器、金属活字、瞻星台、訓民正音、亀甲船となる。いずれも朝鮮の独創的業績といえるが、測雨器は円筒形の鉄製容器で簡単に作れそうである。もし、子どもたちから「ただの空き缶ではないですか?」と訊かれたらどのように答えるのか、それが作られた背景やそれが持つ意味までも考慮しなければならないと強調して、朝鮮科学文化史全体の問題意識としている。というわけで、今回はその測雨器である。
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