大火最中の阿鼻叫喚はいうまでもないが、鎮火直後のただ一面の焼野原には、無数の死骸が山のように重なり、川という川には数えきれぬ死体が流れていた。そして、ようやくにして死は免れたものの、飢えと寒さにうち震える数十万の江戸市民が丸裸同然に投げ出されていたのである。そこへ何と今度は大寒波が襲い、大雪が降った。正月「廿日(中略)今朝にいたり風しづまりて、大雪ふり出しければ、一昨夜より火をさけて嚝野に露座せし細民等、凍死するもの又少からず」とあり、「廿七日(中略)けふよりまた大雪あり、いまだ家居なき細民凍死する者多し」とある。
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