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〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 5〉成均館

2006年07月05日 15:19 歴史

優れた建築技術残す歴史遺産

高麗時代の歴史、文化、思想、学問を今に伝える成均館(現在は高麗博物館として公開されている)

世界遺産に推薦された開城成均館とは何であろうか。どのような歴史的性格の建物であり、いつ、どのようにして建てられたのであろうか。

このような問いに従いながら、成均館を語り、その歴史を探ることは、高麗の歴史と文化、思想や道徳、学問と教育の在り方を問うことでもある。

成均館は、高麗時代の初期に建てられたが、朝鮮王朝の時代に改築された教育機関である。高麗第26代の忠宣王(1308~1313)の時に国学を成均館と改名したのが始まりである。第31代の恭愍王の時に国子監と呼ばれたが、すぐ成均館にもどり、朝鮮王朝の1894年の甲午改革に至るまで朝鮮における最高教育機関であった。

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