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〈朝鮮と日本の詩人 7〉丸山薫

「いつ頃か、姫は走っていた。姫のうしろを魔物がけんめいに追っていた。彼女は逃げながら髪に挿した櫛を抜いてほうった。櫛は魔物との間に、突兀として三角の山になった。魔物はその山の陰にかくれた。そのまま姫は遠く離れた。

やがて山の嶺から魔物が駆けおりてきた。そしてまた少しづつ姫は追い付かれそうになった。姫は腰につるした巾着を投げた。巾着は蓮の花の咲き乱れた池になった。魔物はそのむこう汀にいて、泥に足をとられて歩きにくそうにわたり始めた。そのまに姫はまた彼をひき離すことができた。

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