〈朝鮮と日本の詩人 4〉室生犀星

白い高麗の香合が一つと その他には何も置いてない いまは立春に近いときで のどかな光は障子のそとに流れている その障子の外に 金網の長い鳥籠がかかり 閑寂な小鳥が止まり木をたたいている   … 続きを読む 〈朝鮮と日本の詩人 4〉室生犀星