
いつも笑顔が絶えない玄順任さん
京都市の織物で名高い西陣の北西の一角、通称「百軒長屋」。人がすれ違うのがやっとの狭い路地を歩くと、機を織るリズミカルな音が聞こえてくる。ここに在日高齢者無年金京都訴訟団の原告団長・玄順任さん(78)の家がある。
今年3月、京都地裁での意見陳述冒頭で玄さんは、力を込めてこう語った。
「朝鮮人が何を悪いことをしたのか、根本を裁判長に教えてほしい。国を盗られて100年。『悪い』とレッテル張られて100年。すでに在日の6代目が生まれている。しかし、朝鮮人はいまだに差別され続けている。どんなに悪いことをしたとしても、こんなに、長い罰ってあるのか。なぜ、被害者の朝鮮人が『悪い奴』で、加害者の日本は『清く正しい神の国』なのか。私は無学なのでその理由がわからない。最高学府で学んだ裁判長、ぜひ、教えてほしい」
真っ正直に生きてきた人の、切々とした肉声。「戦争中は『内鮮一体』とか言う都合のいい言葉を編み出して、戦争に狩り出しておいて、敗戦後は『国籍』の壁を設けて、社会保障のいっさいから朝鮮人を締め出した。この日本の不道徳ぶりは、許されへん」。まるで一生分の胸のつかえを吐き出すかのようなよどみない主張に、傍聴していた支援者たちも大きくうなずく。
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