
復元された平壌の定陵寺の伽藍や回廊のカラー写真が美しい
日本と朝鮮との関係史について多くの著書をもつ筆者が、昨年7月ユネスコ世界遺産委員会で世界遺産に登録された高句麗壁画古墳を中心にまとめた「世界初のハンドブック」。
朝鮮民族の美意識の原点とも言われる高句麗古墳壁画のカラー写真をふんだんに紹介しながら、朝鮮と日本、東アジア全体の文化を見渡す大きな視点からの解説が楽しい。
たとえば、徳興里古墳壁画の天井には、天ノ川と牽牛・織女や騎馬武者、やぶさめの場面も描かれている。また、水山里古墳壁画に描かれたロングスカートの女人像などの歴史のロマンあふれる写真。これらは何を意味するのだろうか。別に考古学者でなくとも、思い浮かべるのは、日本の七夕の風習や彦星と織り姫の物語、鎌倉武士の勇壮な武術競技であるやぶさめのことだろう。これらの風俗のルーツが、高句麗壁画に美しく描かれている意味は、あまりにも明白だ。日本の文化の源流はまぎれもない高句麗文化にあることを示しているのである。
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