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〈朝鮮歴史民俗の旅〉酒と酒道(3)

朝鮮の王朝が酒造りに寛大であったのは、この民族にとって酒(マッコルリ)が生活必需品であったからである。酒は一般的には香りや匂いや刺激を得るための嗜好品である。しかし、朝鮮人にとって酒は、一義的には栄養の素、活力源であったのである。

朝鮮王朝初期の農書「矜陽雑録」には、酒を鍬や鋤のような農具とともに農作業の必要品目に上げ、農民にマッコルリを携えて野良仕事に出かけるよう勧めている。農作業の合間、昼どきの休み時間にどんぶり一杯のマッコルリで喉をうるおし、麦飯とキムチをほおばるのが朝鮮農民の習慣であった。

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