羅惠錫は絵画だけではなく、詩、小説、戯曲、随筆、評論、紀行文などバラエティに富んだジャンルに挑戦した作家でもあるが、ここでも「人間として生きたい」というアイデンティティははっきり表れている。
18歳のとき書いた「理想的婦人」(学之光・1914)で彼女は、良妻賢母を理想とする女性教育を批判し、時代の要求する理想的女性像について次のように述べた。
「理想的婦人とは.自己の個性を発揮できる自覚を持った女性で、現代を理解できる思想、知識、品性において実力と権力を持ち備えた時代の先駆者であらねばならないと思う」
その3年後に発表した「雑感―K姉さんに与える」(学之光・1917)でも、西欧の例をあげながら、女性も人間として生きることを主張した。これらは女性が持つべき自覚と責任に迫った啓蒙的時論である。
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