
外祖母から伝わる故郷の味が日本の人々にも愛されている 節くれ立った手の指が、12歳から働き通しだった人生を無言のうちに物語る。
「お大師さん」の名で親しまれる東京・足立区の西新井大師の近所で、朝鮮漬物店の大きな看板を掲げた「興福商店」を始めて32年になる。
「1週間に90個ほどの白菜と何袋ものニンニク、あみの塩辛、1樽に2,500グラムほどの唐辛子、生姜…。20年ほどは1人で、1日も休まず、キムチ漬けの毎日でした」
故郷・済州島で10歳まで暮らした。四季折々の漢拏山の風景もエメラルドブルーの海の色も全部目に焼きついている。韓さんの作るキムチは、外祖母から母へと伝わった秘伝の味である。
「舌が覚えていたのだろうね。見よう見まねで始めて、数えきれないほどの失敗と試行錯誤を繰り返し、やっと母の味に近づけたかも知れない。キムチは薬念も大事だが、塩漬けが決め手。でも何10年やっても、奥が深くて、極みがない」
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