安さんがカルチャーセンターの「エッセイ入門」教室に通い始めたのは、8年前だった。「小学校も卒業できなかったので、最初は辞典の引き方も分からなかった。文章もどう書いていいのか、本当に困った。字は子供みたいで、人前に出せるようなものではなかった」。しかし、紡ぎ出す一文は、厳しい時代を懸命に生きた家族のひたむきな姿。真実の言葉ほど、人の心を揺り動かすものはない。6年間、安さんを指導してきた宮下展夫講師も「安さんの文章には、心の優しさと同胞への熱い思いが感じられ、読者を引きつける」と絶賛、「ぜひ本にした方がいい」と勧めてくれた。教室の仲間の中村恵子さんらが、何百枚のワープロ打ちを引き受けてくれた。周りの人々に支えられ、2年前に、自伝「海をわたった家族」を刊行。本を読んだ日本の女性からは、感想を書いた巻紙が届いた。
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